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夫が急逝、49歳で「世界の山ちゃん」社長に 今も必ず家族で朝食(NIKKEI STYLE) - Yahoo!ニュース

子育て、親の介護、女性特有の病気、停滞感……。40代以降はさまざまな課題に直面し、翻弄されやすい年代。そんな事態に正面から向き合い、自分らしい働き方や生き方にシフトする人が増えています。自分の意思を持って新たな人生を選択している女性たちの声には、「人生100年時代」を前向きに過ごせるヒントが満載です。

■夫の急逝でまさかの社長に

転機は突然訪れた。専業主婦だった山本久美さんが、手羽先居酒屋「世界の山ちゃん」を展開するエスワイフード(名古屋市)代表に就任したのは49歳のとき。夫で創業者の山本重雄会長の急逝に伴う事業承継だった。「亡くなった直後に『社長はあなたがやるしかない』と取引先の方に言われ、葬儀後も『出社せず、決算書類に判を押すだけでいい』と。M&A(合弁・買収)も頭をよぎりましたが、夫がつくった会社を一緒に育てた仲間で守りたいと思って……」。中途半端に関わるのは嫌な性分で、「経営者として全力を尽くす」と腹をくくった。

「強烈なリーダーシップを持つ夫と私は違う」。自分ができるリーダー像を模索した山本さんは、小学校教員時代、バスケットボールクラブの監督として3回全国制覇した経験から、チーム力を重視。幹部を集めた場で「年を取った新入社員だと思って一から教えてください」と協力を仰ぎ、社員が自分に話しかけやすい距離感を大切にした。

■チームワークで「世界の山ちゃん」を再生

職場の掃除やあらゆる会議に参加し、仕事の流れや人間関係も観察。その上で着手したのが組織の見直しだ。

「以前は、夫の指示の下、全員で営業する体制。それではマズいと、営業、企画、管理、総務などのチームをつくって適材適所に配置し、各自が責任を持って仕事に取り組める体制に整えました」

事業面では、女性客が9割を占める飲茶店を出店する多角化で、客層を拡大中。亡き夫が掲げた「変化し続ける」という理念を守る。「会社と家庭の両立の面では、力不足を痛感。そのたびに『大丈夫、大丈夫』という夫の口癖を自分に言い聞かせ、奮闘中です」。

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April 05, 2020 at 05:33AM
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