間もなく母親になる北川景子(33)には、去就が注目される2人の「男」がいる。名門企業の幹部である父と夫・DAIGO(42)である。とりわけ厄年を迎えたDAIGOにとって、祖父の地盤から聞こえてくるのは、あの「声」なのだ。
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【写真】「KSK」からなるプロポーズを受けて結婚したDAIGOと北川景子
北川の父親が三菱重工の幹部であることを、本誌(「週刊新潮」)が報じたのは2年前。当時は防衛・宇宙セグメントのNo.2という立場にあったが、昨年4月、「艦艇・特殊機械事業部長」という新ポストに就任、「役員 シニアフェロー」という肩書も付いた。
「北川さんが部長を務めているのは、昨年度に新設された部署です。海上自衛隊の新型護衛艦(FFM)の建造を始めており、最終的には20艇以上を造る計画です」(三菱重工の関係者)
順当に行けば、次はセグメント長になると見られているのだが、気になるのは、その「先」である。

「三菱重工は大きく分けて原子力・造船などの産業部門、そして自衛隊関連の防衛部門から成ります。しかし、防衛部門は売り上げが、国の予算から出ており、そこからトップを出すことを避けてきました」(経済ジャーナリストの小宮和行氏)
一方で、最近は事情が変わってきているとも。花形部門だった原子力はパッとせず、三菱スペースジェットの開発もうまくいっていないからだ。
「知名度はすごい」が
「北川さんがセグメント長になると、次期戦闘機の開発を担うことになる。トータルで数兆円のプロジェクトですから、社内的にも責任の重い立場になります」(三菱重工の関係者)
娘の景子も同社のCMに出演。親子ともども注目されているわけだが、娘婿・DAIGOに対する永田町の期待も冷めてはいない。
知られているように、DAIGOの祖父は竹下登元総理。そして大叔父は、元自民党総務会長の竹下亘代議士である。その亘氏も73歳。昨年1月には食道がんであることを公表し、現在も治療中の身である。亘氏の2人の息子に後を継ぐ意思はなく、本家の酒蔵「竹下本店」の息子たちにも、その気はないという。
それだけに、注目はDAIGOに集まっており、事実、昨年2月に営まれた堺屋太一氏の葬儀・告別式では、講談社の元編集者が、
「(堺屋さんは)タレントのDAIGOさんを政治家にしたいと常々仰っていた」
と明かす一幕も。DAIGO本人も、竹下家の墓参りで島根を何度か訪れており、期待は感じているはずだ。
竹下家の関係者に聞くと、
「以前は、後援会の方とか県議の方が酔っ払っているときにそんな話が出たかも知れません。でも、最近は後継者のことになると冗談でもDAIGOさんには触れなくなりました。まあ、確かに彼の知名度はすごいですけどね……」
言わばそれだけ微妙な時期なのである。とまれ、三菱重工の役員人事と、竹下ファミリーの後継者が決まるのは、それほど先のことではない。
「週刊新潮」2020年8月13・20日号 掲載
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August 17, 2020 at 03:57AM
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