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アーティストが創り出すラグジュアリーとは。【今見つめ直す、私にとってのラグジュアリー vol.5】 - VOGUE JAPAN

清川あさみ/アーティスト

Theme:「共存」 Photo: Shinsuke Kojima

これからの本当のラグジュアリーとは?という本誌からのお題に、優しくもメッセージ性のある作品を制作してくれた清川さん。「命の大切さを知った今、都市における自然との共存だと思います。市場のデジタル化は進むものの、同時にもっと人間味をもつ本質的なものがますます大事になるでしょう。play today.」

庄司夏子/「été」オーナーシェフ

Theme:「永遠ではない美しさ」 Photo: Wakaba Noda @ Tron Management

「食の価値をアートの域に高めたい」と積極的に活動をしている庄司さん。そのラグジュアリーへの思いは、新型コロナ禍の中でも揺らぐことはなかったとか。「村上隆さんの作品を飾った空間で1人1人のお客様がケーキを受け取る瞬間の、“体験”というラグジュアリーは普遍的なもの。花やケーキといった“生”のものがもつ儚さ、永遠ではない美しさこそ、私にとってのラグジュアリーであり、大事にしているものです」

TAKAKO NOEL/フォトグラファー

詩的な中にもしなやかな強さ漂う作風が特徴のタカコさん。「政治や経済への不安。物質主義が招いた精神の荒廃。その中でも心を保ち、魂を丁寧に生きている友人をイメージしてつくりました。その友人は、目の前にある夕日を美しいなと感じて私が幸せを感じていたとき、どこかさみしそうでした。同じ時間を生きている、苦しい思いをしている魂たちのことを考えていたのだと思います。いま私たちが感じることのできているこの幸せがペイントのグラデーションのように溶けて、じんわりとずっと遠くまで、地球全体に広がっていけばよいのにと祈っているようでした。すべての魂が共存し混じり合いながら幸せに生きられたら、本当にラグジュアリーな世界だなと思います!」

とんだ林蘭/アーティスト

Theme: 「非効率」

幅広い手法を用いて独自の世界観を表現するとんだ林さんがテーマに選んだのは、現代社会からは敬遠されがちな「非効率」という概念。「決して効率や使い勝手が良いと思えない、一見無駄に思えるようなことやもの。そういったものへの情熱や美に触れたとき、心がカッと熱くなるような興奮を覚えます。今の私にとってのラグジュアリーについて考えてみたら、そんな感覚が浮かびました」

【今見つめ直す、私にとってのラグジュアリー】
・vol.1 落合陽一が綴る「ラグジュアリー: 質量への憧憬」。
・vol.2 甘糟りり子が語る、「今だからこそ、めんどうくさく、わかりにくく」とは。
・vol.3 湯山玲子に聞く「今こそ、文化的な営みに属する“感覚王国”へ」。
・vol.4 スージー・メンケスが語る「アフターコロナの“ラグジュアリー”の未来について」。

Text: Asami Kiyokawa, Natsuko Shoji, Takako Noel, Ran Tondabayashi Editors: Gen Arai, Mayumi Numao, Sakura Karugane, Jennifer Berk

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August 12, 2020 at 04:00PM
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