(セ・リーグ、巨人7-6阪神、15回戦、巨人12勝3敗、16日、東京D)巨人は16日、阪神15回戦(東京ドーム)に7-6で勝ち、8年ぶりの9連勝。貯金を「25」に増やし、優勝へのマジックナンバーを3つ減らして「35」とした。阿部慎之助2軍監督(41)が元木大介ヘッドコーチ(48)が虫垂炎で入院したことを受け、ヘッドコーチ代行を務める中、田中俊太内野手(27)、立岡宗一郎外野手(30)ら“阿部チルドレン”の活躍で勝利を飾った。
勝利が決まると、阿部ヘッドコーチ代行はオレンジ色のマスクに隠れた口元を緩ませた。真っ黒に日焼けした右拳で、原監督らとグータッチ。チームの連勝を9につなぎ、胸をなでおろした。
「周りのコーチの方々に助けられた1日でした。うれしいよりも、ホッとしたというのが正直なところ。僕が来て連敗が始まった、とか言われたくないからね」
指導者として初めて1軍ベンチに入った試合は、13日に1軍昇格した7番・田中俊が先制の1号ソロなど3安打2打点、12日に今季初昇格した8番・立岡が1号3ランを含む2安打4打点。2軍監督として汗だくで鍛えてきた“阿部チルドレン”2人の大活躍で勝ち、「めちゃくちゃうれしい」と目尻を下げた。
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