カタールで集中開催されているACLに出場中の神戸が、激闘の末に4強へと進出した。準々決勝が10日に行われ、1次リーグでも同組だった水原(韓国)と3度目の対戦。1―1のまま突入したPK戦で7―6と競り勝ち、日本勢では09年の名古屋以来となる初出場でのベスト4入りを決めた。
前半7分に先制されながら、同35分に元日本代表DF西が相手に倒されて主審からPKが宣告された。抗議などもあって準々決勝から導入されているVAR(ビデオアシスタントレフリー)が使用されると、DF張鎬翼(チャンホイク)の警告が取り消され、DF金泰煥(キムデファン)が一発退場。一方でPKはFKに変更された。これを「得点を決めてチームの勝利に貢献したい」と話していた古橋が同40分に直接決めて同点に追いついた。
その後の数的優位を生かせず、逆に危ない場面もありながら、120分間で決着はつかなかった。もつれこんだPK戦では6人目まで両チームとも全員が成功するも、水原の7人目が失敗。後攻の神戸は7人目で登場したFW藤本が冷静にゴール右に流し込み、死闘にピリオドを打った。
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