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羽ばたけ若手アーティスト 埼玉県内で支援活発に - 日本経済新聞

埼玉県内で若手アーティストの活動を支援する動きが広がっている。作品を集めてオークションを開いたり、展示やイベントを開催したい事業者とマッチングしたりするなど、官民がそれぞれ支援を行っている。活動の機会を増やして制作資金の確保や知名度向上につなげてもらい、アーティストの経済的自立を後押しする。

一般社団法人「芸術支援・地方創造機構」(東京・千代田)は展覧会とオークションによる「埼玉アートプロジェクト」を始めた。絵画を中心に若手アーティストの26作品を集めた展覧会を26日から埼玉会館(さいたま市)で開いている。

募集したのは小川和紙などの県内の伝統工芸品を使った作品や県内の風景をモチーフにした作品のほか、埼玉県出身などゆかりのある人が制作した作品だ。埼玉県立近代美術館の建畠晢館長が委員長を務める委員会が審査し、入選した作品を展示している。

展覧会を前に25日には入選者らが出品作品についてプレゼンするイベントを企画した。さらに2月2日には展示作品の公開オークションを開く。運営費には埼玉県の文化振興基金の助成を活用し、アーティストは落札金額の全てを受け取れるようにした。若手アーティストが作品を発表する機会を設けると同時に、オークションで制作資金などを確保してもらう。

主催する同機構の柴山哲治理事は英競売会社の日本法人サザビーズジャパンの元社長で埼玉県立浦和高校出身。現在は企業や大学などと連携して若手芸術家の育成に取り組むAGホールディングス(東京・千代田)の社長を務める。柴山理事は日ごろ芸術家と接するなかで「都内の芸術大学に通う学生には埼玉県出身や在住者が多い」と感じていたという。展覧会とオークションを通じて埼玉県の芸術文化の振興につなげたい考えだ。

企業や大学、病院などとアーティストをつなげる取り組みを行っているのは埼玉県だ。12月に県のウェブサイトに「埼玉アートプラットフォーム」のページを設けた。アーティストに活動内容などの情報を発信してもらう。

イベントでの作品展示やワークショップを開きたい企業などは、プラットフォームを通じて希望に合うアーティストを探したり募ったりできる仕組みだ。アーティストの活動の場を広げ、県内でアートに触れられる機会を増やす。

さいたま市は3月14日から開催する「さいたま国際芸術祭2020」のサブプロジェクトとして、旧大宮区役所を会場に若手アーティストなど国内外の国際芸術祭でまだ紹介されていないようなアーティストの作品を紹介する。このため企画などを行う若手のキュレーターを公募した。地域で芸術文化を担う人材を発掘し、育成する狙いがある。

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January 30, 2020 at 05:40PM
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