来年秋に珠洲市内で開かれる奥能登国際芸術祭(北國新聞社特別協力)で、参加アーティストが8月以降、続々と珠洲に入り創作活動を再開する動きが広がっている。作品展開場所の視察をはじめ、中心作品「大蔵ざらえプロジェクト」では各家庭に眠る民具の収集や住民への聞き取りを行うなど、珠洲の歴史や人々の歩みを凝縮したアート作品づくりの着想を得る活動に意欲的に取り組んでいる。
同芸術祭実行委によると、コロナ禍による県境をまたぐ移動の自粛で、3月以降、珠洲入りをキャンセルするアーティストが相次いだ。8月に入ってからは創作イメージを膨らませるため作品展開候補地を視察したり、住民との打ち合わせに臨んだりするケースが徐々に増え、22日現在で延べ13人が珠洲を訪れた。
22日、大蔵ざらえプロジェクトを手掛ける美術家の南条嘉毅(よしたか)さん(43)=和歌山県串本町=が珠洲市三崎町宇治の会社役員矢野好二さん(62)宅を訪れ、明治・大正期に祭礼時などに客人のもてなしに用いたおひつやかまど、せいろなど生活道具約20点の提供を受けた。県地質調査業協会長でもある矢野さんから、珠洲の珪藻(けいそう)土が国内屈指の埋蔵量があることや、かつて珠洲で盛んだった能登瓦の製造方法の説明も受けた。
同プロジェクトは、大谷町の旧西部小体育館を芸術空間に、各家庭から収集した農漁具や祭礼の膳椀(ぜんわん)などを使って海底にある集落で止まっていた時が動きだすさまをイメージした作品づくりを目指す。
南条さんは、わらを編んで作ったゆりかご「つぶら」や製塩具など珠洲の人々の歩みがうかがえる民具が多数集まったことに手応えを示し「珪藻土など珠洲のさまざまな土と組み合わせた作品づくりを考えている。開催が1年延期となり、さらにパワーアップした作品を見せたい」と話した。
このほか、小屋に空いた無数の穴から光が差し込む空間芸術作品の制作に取り組む中島伽耶子さんや、珠洲焼作家をテーマにしたドキュメンタリー映像を展開するカン・タムラさんらが珠洲を訪れ、地域住民との打ち合わせなどを重ねている。実行委によると、10月以降も複数の参加アーティストが珠洲入りを予定しており、来年3月ごろから市内各地で作品制作が本格化する。
北國新聞社
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September 22, 2020 at 11:24PM
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