◇米国女子メジャー◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 事前(7日)◇アロニミンクGC(ペンシルベニア州)◇6577yd(パー70)
渋野日向子が2カ月に及ぶ長期海外転戦の「集大成」と位置付ける大舞台に挑む。ロングコースにタフな戦いを覚悟しつつ、メジャー覇者としての自覚ものぞかせる。これまでの5試合を経て、強まる米ツアー挑戦への思いも口にした。
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―今回の転戦も最後の試合
いままで思っていた以上にもっとアメリカで戦いたいなと思わせてくれた2カ月間だった。2カ月間でこんなにいろんな思いをするなら、1年間戦ったときにどんな思いをして、どう成長するんだろう、と。すごく興味深くなった。まだまだ伸びしろもあると思いますし、1年間戦って自分のゴルフがどう変わっていくのか、挑戦してみたい。
―悔しさが思いを強くした
アメリカツアーでの悔しい思いは、日本で戦っていても、なかなか消えるものじゃないと思う。やっぱりアメリカでの悔しさは、アメリカで返さなきゃいけない。いつかこの大舞台で、本当にレベルの高い選手たちとトップ争いできるような選手になれるよう、頑張っていくしかないと思いました。
―難しさの中に楽しさも
今回も練習ラウンドからちょっと緊張感は持っていたので、楽しみな気持ちで臨めている試合、瞬間とかはなかなか少ないかなとは思っているんですけど、それでも、やっぱりここで戦いたいと思わせてくれるような、これまでの5試合だった。1年間通してやっていく中だったり、上位で戦うことによって、去年日本ツアーで私が思っていた楽しさだったりを思い出していくと思う。それがいつになるかはわからないですけど、その楽しさを取り戻すためにやっていかなければいけないと思います。
―海外メジャーに臨む気持ちの変化
去年の全英のときも優勝とか、まったく考えていなかったんですけど、いまよりも全然気楽な気持ちで、挑戦者という気持ちで臨んでいた。今回優勝という文字は頭の中に全然ないんですけど、過去のメジャーチャンピオンとして、それなりのスコア、それなりの結果を出さなきゃいけない。そこをプレッシャーに感じないようには思っていますけど、それを自分でコントロールすることは難しい。そこが去年とはちょっと違うところかなと思います。
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