◇米国男子◇ビビント ヒューストンオープン 3日目(7日)◇メモリアルパークGC(テキサス州)◇7432yd(パー70)
予選ラウンド2日間「70」をそろえていた松山英樹は、ムービングデーにしっかりとスコアを動かした。ウィル・ゴードン、スコット・ピアシーと並んでこの日フィールド最多となる7バーディを奪い、パー3でボギー3つを喫しながら「66」。首位と5打差の通算4アンダー8位に浮上した。
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残り87ydを1mに絡めた3番(パー5)、グリーン右手前からフワリと浮かせて流し込むチップインを決めた5番、10m強のロングパットを入れた6番と3バーディが先行。2つのボギーをたたいて折り返したが、10番ではグリーンエッジから「パターみたいなもの。チップインという感じはしなかった」とウェッジで8mを転がしてねじ込んだ。
11番(パー3)で3つ目のボギーが出た後、330ydと短いパー4の13番、8mを沈めた14番と連続バーディ。16番(パー5)はフェアウェイから残り229ydのセカンドショットで2オンを狙わず池の手前に刻み、3打目をチャンスにつけて7つ目のバーディにつなげた。
「アイアンの距離が10ydちょっと飛ばないので『どうしたもんか…』という感じですね」。本領発揮とはいかなかった持ち味について苦笑交じりに口をとがらせつつ、グリーン上のパフォーマンスでカバーした。ストロークゲインドパッティング(パットのスコア貢献度)は「+1.706」を記録。3日連続のプラス数値で、フィールド8位の「+4.484」と連日スコアを支えている。
「パットが入ってくれれば、アイアンがあんまり良くなくても、これ(7バーディ)くらいは獲れるんだな、と。この状態をキープしたい」。フェアウェイキープ率84.62%と高水準をマークしたティショットの充実ともども、気持ちを後押ししている。
次週のメジャー「マスターズ」を前に、逆転も狙える位置からのラスト18ホール。「少しだけチャンスが残っていると思うので、その“少し”をしっかりとものにできるように頑張りたい」と前のめりで言った。
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