極楽とんぼ・加藤浩次が17年間MCを務めてきた朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)が、3月31日に最終回を迎えた。
「『スッキリ』という番組が、スタッフのみなさんが、見てくれている視聴者のみなさんが、僕をいい方向に導いてくれたな、と実感しています。感謝しかないです」
放送終了間際にそう語った加藤。17年間、続けてきた思いがその言葉ににじんでいた。
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「加藤さんは以前、テレビ番組で『スッキリ』キャスター就任について、当時『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の片岡飛鳥プロデューサーに相談したことを話していました。
片岡氏から『半年で終わっても、『めちゃイケ』で“朝に通用しなかった男”って、イジってやるから』と、エールをもらったそうです。
振り返れば、17年間続いたわけですから、キャスターとしての役目は果たしたといってよいでしょう」(芸能記者)
2019年には、宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号・田村亮ら芸人13人の「吉本興業闇営業問題」が起きた。同年7月20日、宮迫と田村の謝罪会見がおこなわれると、7月22日の『スッキリ』で、加藤は目に涙をためて「このままの体制が続くなら、この会社(吉本興業)をやめる」と宣言する「加藤の乱」が話題となった。
しかし、最後の放送を目前にして、視聴者からは苦言も……。
「24日の放送では、オードリー・春日俊彰さんが『那須どうぶつ王国』から生中継し、ペンギンがいる池にあえて転落。動物園側がTwitterで抗議を訴える騒動が起きました。春日さんが転落した一因には、加藤さんの“フリ”があり、加藤さんは27日の放送で、配慮に欠けたことを謝罪しています」(芸能記者)
同番組で起きた“事件”をあげれば、枚挙にいとまがないが、本誌は、最終回直前の31日朝6時20分、自宅から出てきた加藤を直撃した。
――おはようございます、FLASHです。17年間、お疲れ様でした。
「おはようございます。ああ、ありがとうございます」
――ペンギンについては……。
「いや、勘弁してくださいよ!」
――これから、どんな活動をされていくのでしょうか?
「ああ……いや、ぜんぜん考えてないです、まったく。はい」
――いま、、吉本に対して思うことはありますか?
「いや、まったく。なんにも! まったく思わないです。ちょっと、時間ないんでもういいすか?」
寝起きのむくんだ顔で、淡々と応じた加藤。早起きからは解放されるかもしれないが、その表情は、どこか寂しそうだった。
( SmartFLASH )
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