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双子パンダ歳頭で過ごす姿ずっと見られるわけではないので上野動物園 - 読売新聞オンライン

 上野動物園(東京都台東区)で2021年6月に生まれた双子のジャイアントパンダ「シャオシャオ」(オス)と「レイレイ」(メス)は23日、2歳の誕生日を迎える。100グラム余りだった体重が60キロを超え、今年3月には「親離れ」も果たした2頭。愛らしい姿は、動物園のシンボルに成長した。

 園によると、この2年間、飼育上の大きなトラブルはなく、シャオシャオは60・6キロ、レイレイは66・3キロに育った。ただ、体重はまだおとなの半分ほどという。

 生まれてからずっと母親のシンシン(17歳)と一緒だった双子は、今年3月から母親と別の部屋で暮らすようになった。直後は落ち着かない様子だったが、最近では、シャオシャオがレイレイの食べているタケを横取りしようとして取り合いになるなど、2頭でじゃれ合って暮らしている。

 そんな双子を一目見ようと、今も多くの来園者が列を作る。園によると、双子が生まれた21年度は、新型コロナによる臨時休園や入場制限の影響で来園者数は約56万人に落ち込んだものの、22年度の来園者数は約305万人と、コロナ禍前の水準に戻りつつある。東京都幹部は「双子の存在が来園者数を押し上げているのは間違いない」と話す。

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