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TBS施設内での性被害を男性が証言「オーディションを見ている時に体を触られた」…逮捕のタレント取材に「撮るな」と社員が配慮も - 読売新聞オンライン

 ジャニー喜多川氏による性加害問題で、TBSは26日、外部の専門家を含む特別調査委員会による社内調査結果の報告書を公表した。その中で、元ジャニーズJr.の男性が、同局の施設内で性被害にあったと訴えていることを明らかにした。

 報告書によると、男性は、1983年にTBSホール(当時)で行われた旧ジャニーズ事務所の非公開オーディションで、「喜多川氏の隣に座らされ、オーディションを一緒に見ていた時に体を触られた」と訴えているという。だが、報告書では「当時の状況を知る関係者を見つけることはできず、詳細については検証できなかった」としている。

 調査は社員や元社員139人を対象に実施。TBSと同事務所との関係について様々な証言が寄せられた。2009年、公然わいせつ容疑で現行犯逮捕された同事務所の所属タレントが、釈放後に報道陣の追跡から逃れるため、事務所の車両で同局の地下駐車場に退避していた。当時、駐車場で取材した記者は「現場にはジャニーズ関係者と連絡を取っていたと思われる社員がいて『何やっているんだ、撮るな』と言っていた。報道以外の人はそこまでジャニーズに配慮するんだ、と感じた」と証言した。

 また、12年に喜多川氏が追突事故を起こしたことを報じようとした際には、編成局員が報道局を訪れ「今日は事務所に謝りに行かなくてはならない事案があって、その昼のニュースでジャニーさんの事故をやるのは会社としてはあり得ない」と話していたとの証言もあった。このニュースは結局、放送されなかったという。

 14年には、ハワイで開催された嵐のコンサートに、NHKと民放キー局全局、スポーツ紙などのメディア関係者約50人が参加。TBSからは、取締役や情報制作局幹部ら5人が参加し、航空機代や宿泊費、食事会の費用は事務所が負担していた。報告書では「社内の正式な決裁を経た出張」だったが、「視聴者から見れば『何かしらの配慮をしているのではないか』と不信感を持たれる行為」と指摘している。

 同事務所内には派閥対立もあったといい、「対立に巻き込まれて 忖度そんたく したり、圧力を感じてきた」との声も上がる。これらを受け、報告書では「双方の派閥からTBSに様々な要請があり、それを調整しようとしたことが『圧力があった』というとらえ方につながった」とした上で、「所属タレントが人気を博すようになるにつれて、TBS側が事務所との良好な関係性を維持するための『特別な配慮』を強めてきた歴史が明らかになった」とまとめている。

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