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「やっぱりノリさんは違う」新たなことに挑戦し続ける木梨憲武の業界評 - livedoor

 とんねるずの“ちっちゃいほう”、木梨憲武(57)が活動を活発化させている。昨年12月にはソロミュージシャンとして、初のアルバムを発売するや、オリコンやiTunesなどで1位となり、これに合わせて出演した番組では、笑いをかっさらっていった。いよいよ、完全復活か?

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 民放プロデューサーが言う。

「正月恒例の『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』(テレビ朝日)には出演しましたが、現在、ノリさん単独のレギュラー番組は、土曜早朝のラジオ『土曜朝6時 木梨の会。』(TBSラジオ)のみで、地上波のテレビはありません。最近は、創作活動として描いてきた絵画の個展を開いたり、Instagramで様々な職業に扮した写真が話題になるくらいで、目立った活動はしてこなかった。それが、昨年末に突如として音楽番組やバラエティ番組に出演して、業界ではやっぱりノリさんは違うと話題になりました」

木梨憲武

 きっかけは12月11日に発売された、初のソロアルバム「木梨ファンク ザ・ベスト」だ。発売翌週には、オリコン週間デジタルアルバムランキングで1位を獲得。さらにiTunes週間アルバムランキング、同総合アルバムランキング、同J-Popアルバムランキング、BillboardのJapanアルバム速報、HotAlbumダウンロード、Amazonの音楽売れ筋ランキング、レコチョクのハイレゾ・アルバムでも1位と、なんと8冠に。

「とんねるずや野猿で歌謡曲、山本譲二と演歌デュオも組んだノリさんですが、ソロでは初めて。デビューアルバムなのに、“ベスト”と名付けてしまうところも彼らしいところですが、しかもファンクのアルバムでしたから驚きました。元々歌唱力には定評がありますが、作り手にはB'zの松本孝弘や星野源、久保田利伸、AIなど大物を揃えた。ファンでなくても聴き応えがあって、売れるのもよくわかります。しかし、その宣伝として、テレビに登場したノリさんは、Earth, Wind & Fireもビックリの巨大なカーリーヘアで、コントそのもの。『A-Studio』(TBS)に出演したときも、司会の笑福亭鶴瓶さんそっちのけで、勝手に番組を進行するなど、ハチャメチャな芸風は健在でした」

 12月20日に放送された「A-Studio」では、鶴瓶の紹介より前に、自分で扉をこじ開けて登場するや、鶴瓶がエンディングで語るマネをし始めた。アルバムについて話が及ぶと、B'zの松本には、たまたま麻布十番でばったり会ったところに「曲を書いて」と頼み、星野源には、木梨の実家(自転車店)に自転車を買いに来たところで、コロッケを買ってあげた代わりに作詞を依頼したという。

 鶴瓶は(本当の)エンディングで木梨をこう評した。

鶴瓶:(カンニング)竹山が言うてたんですよ。我々、お笑いの人間て、着地場所がどこなのか、一体自分は40歳後半になってきたら、どこへ行けるのか、ていうのはものすごく不安やねん。若い奴も出てくるし、あいつもめっちゃ不安やったんやて。そやけど木梨に会うて、「あ、こんな感じに生きたらええねん。こんな楽しんだらええねん。なにも考えずに、したいことをしたらええんやと思って、すごい楽になった」と言うんです。俺も羨ましいですよ、ホンマに。ここで何も言うてへんのに、勝手に決めてやで、あんなことしゃべって、できるんやもん。あの歌も、あんなことできるんやで。あんなん、なんなん? あれ! みんな理想よ、学生気分でいたいって。みんな、そうやん! 学生のノリでいきたいわって。あんなん、(木梨は)今だに学生のノリですよ! それが羨ましいし、ま、本人しかできないようなもんでしょうね。持って生まれたもんって、そういうもんだと思います。

安田成美のおかげ

「ただ、彼が次々といろいろなことに手が出せるのは、ひとえに妻の安田成美さんのおかげと言われています。番組でも歌っていましたが、安田さんへの感謝を歌った曲がアルバムには入っています。基本的にノリさんは安田さんには頭が上がらないそうです」

 木梨が妻を“成美さん”とさんづけて呼んでいることはよく知られる。

「そんなノリさんも、実は唯一、許していないのが絵の管理だそうです。ノリさんは、ずいぶん前から個展を開いていますが、描きためた絵が倉庫でめちゃくちゃ場所を取っているそうなんです。安田さんはよく、『早く捨ててほしいんですよ』なんて笑いながら話したりしています。さすがにノリさんも捨てたくはないそうで、絵を買ってくれた人に原画をプレゼントしたりして、在庫を減らそうとしているようです」

 その絵は業界ウケも良く、芸能人にも購入する人がいるとか。

「気負いを感じさせないんですよ、彼も彼の絵も。そのあたりが相方のタカさんとは対照的です」

 18年3月、「とんねるずのみなさんのおかげです」(フジテレビ)に始まり「みなさんのおかげでした」まで30年以上にわたって続いたコンビの番組が終了すると、木梨をテレビで見る機会は極端に減った。

 一方の石橋貴明(58)は、翌月から“大人のノスタルジーを刺激するトーク番組”「たいむとんねる」(フジ)をスタート。さらに同年11月には、「おかげでした」の名物企画だった「細かすぎて伝わらないモノマネ」を特番として復活させたが、そこに木梨の姿はなかった。

「あくまで、とんねるず時代の全盛期のままでいようとするタカさんに対し、ノリさんは別のことをやり始めた。映画に主演したり、ラジオのレギュラーを始めたときも、“年だから、朝が早くていい”などとファンに聴かせようといった気負いを感じさせなかった。音楽活動にしても、ちょうど同じ時期にタカさんも新譜を出しているんです。野猿の元メンバー二人と組んだ“B Pressure”という名義で、後藤次利さん作曲、秋元康さん作詞という、昔のまんまの作りでした」

 懐かしさはあっても、新しさは感じられない。どうせなら、とんねるず名義で作ったほうが話題になっただろう。

「決して仲が悪いとは思いませんが、二人の面白いと思うもの、やりたいことの違いがあるため、とんねるずとして活動するつもりはないのでしょう。『スポーツ王』に関しては、二人ともスポーツ好きという趣味が重なっているのと、普通なら絶対に出演してくれないスポーツ選手が、とんねるずの番組なら出てくれますからね。ちなみに、ノリさんの新しい物好きは、とんねるず時代から変わっていません。NHKの『紅白』でも、初出場3回(とんねるず、憲三郎&ジョージ山本、野猿)という記録を持っているくらいですから。彼が『みなさんのおかげでした』終了前に、『あさイチ』(NHK総合)に出演した際、今後の活動について、『また新しい話があれば、企画できそうなことがあればやろうって……』と語っていました。昨年は、とんねるずとしてライブを開催するのではないかと話題になったことがありましたが、いまだに実現しないのは、ノリさんにとって新しい話ではなかったからかもしれません」

 とんねるずは今年、コンビ結成40周年を迎える。

週刊新潮WEB取材班

2020年1月12日 掲載

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