第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(関東学生陸上競技連盟主催、読売新聞社共催)は17日、陸上自衛隊立川駐屯地でハーフマラソン(21・0975キロ)による予選会が行われ、個人では三浦龍司(順天堂大)(1年)が、留学生を除く日本勢で最初にゴールへ駆け込んだ。
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三浦が留学生のトップ集団を追う第2集団から最後に飛び出してゴールラインを駆け抜けた。
大学初陣だった7月のホクレン・ディスタンスチャレンジ千歳大会で会場の度肝を抜いた。3000メートル障害で日本記録へ0秒44差に迫る、歴代2位の8分19秒37をマーク。対象期間外ながら東京五輪の参加標準記録8分22秒00を上回った。
京都・洛南高の出身。リオデジャネイロ五輪代表のOB塩尻和也(富士通)に憧れて順大に入り「3000メートル障害だけでなく、ロードでも学生ナンバーワンと言われた塩尻さんのようなオールラウンダーを目指す」と誓う。
この日の予選会に向けて、今夏は「高校時代の倍近い」月間800キロ超を走破した。「トラックで五輪に出場し、ロードは箱根優勝が最大の目標」。スーパールーキーは大きな夢を描く。
予選会には46チームが出場。新型コロナウイルス感染拡大の防止のために無観客で行われ、各校上位10人の合計タイムで、本大会出場の10枠を争った。
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