是枝裕和監督、カンヌで9分半のスタンディングオベーション「顔がとても輝いていた」[2023/05/18 12:19] - テレビ朝日

　是枝裕和監督(60)の映画「怪物」(6月2日公開)が現地時間17日、フランスで開催中の第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門での公式上映が行われ、上映終了後には9分半に及ぶ拍手とスタンディングオベーションが送られた。
上映会では、エンドロールが始まると2200人の観客から拍手がおこり、さらに今作の音楽を手掛けた故・坂本龍一さんへの追悼文が流れた際には、さらに割れんばかりの大きな拍手がわき、敬意を表するような歓声もあがった。その後も9分半にもわたるスタンディングオベーションが続き、是枝監督は少しホッとしたような表情を見せながら、大きく会場内を見渡し、お辞儀をしながら称賛にこたえ、一緒にカンヌを訪れている主演女優の安藤サクラ(37)、俳優の永山瑛太(40)ともハグをし、その喜びを分かち合った。マイクを渡されると、「こんなに多くのスタッフとキャストに支えられて作ることができました。まずはそのスタッフとキャストに感謝します。とても良いワールドプレミアになったと思います」と喜んだ。
上映会後に行われた囲み取材では、安藤は「地響きのような拍手で圧倒されました。監督の姿を目に焼き付けようと、ずっと監督を見ていました」と振り返り、永山も「まずは本当に感謝したい。『怪物』に携われたことが今まで俳優やって来られて本当に良かったなと思いました」と感慨もひとしおの様子。そして、是枝監督も改めて「上映後の見てくれた方たちの顔がとても輝いていたので、良かったなって思いました」と語った。

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