巨人のドラフト7位指名を受けた創価大・萩原哲捕手(4年=日南学園)は、桐蔭横浜大の優勝の瞬間を、ベンチで見つめた。

「この悔しさは、来年、後輩たちに晴らして欲しい」と真っすぐ見つめた。

主将としての責任を全うした。10月18日のリーグ戦で左手親指靱帯(じんたい)損傷で5日に手術を受けた。「最初は悔しかった。でも、すぐにチームとして優勝を目指すことに気持ちを切り替えた。プレーはできなくても、何かチームのためにできることがある。それはみんなを励ますこと」。萩原はベンチから1球1球、大きな声でチームメートを鼓舞した。

今年「史上最高のチームを作ろう」と始まったチーム。試合に出ている選手だけでなく「チーム一丸」を目指し、主将としてまとめあげた。

ケガの状態は全治2カ月で、来年1月の巨人の新人合同自主トレには間に合う見通し。「しっかりケガを治して、プロのステージに立てる体作りをしていきたい」と前を向いた。

▽創価大・保科広一外野手(巨人育成11位)「(6回に右中間を破る適時打)打った球は真っすぐ。俺が流れを作ると強い気持ちで打てた。自分らしく全力プレー。完全燃焼できました」