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広瀬八段が66手目封じて初日終了、2日目は一気に終盤突入の可能性…竜王戦第4局 - 読売新聞オンライン

 将棋の最高棋戦で、藤井聡太竜王(20)に広瀬章人八段(35)が挑む第35期竜王戦七番勝負(読売新聞社主催、特別協賛・野村ホールディングス)の第4局が8日午前9時、京都府福知山市の福知山城で始まり、午後6時、広瀬八段が66手目を封じて1日目を終えた。

 戦国武将・明智光秀によって築かれた福知山城での本局は、初防衛を目指す藤井竜王が2勝、広瀬八段が1勝で迎えた。戦型は第1局、第2局に続いてシリーズ3度目の角換わりに。前例のある局面が続いたが、先手の藤井竜王が55手目に▲3五歩と突いて手を変え、互いに慎重に時間を使う将棋となった。2筋に狙いを定めた藤井竜王が▲2四同香とした局面で、広瀬八段が23分考えて封じた。

 解説の稲葉陽八段は「1日目の午後は、手が広い難しい局面が続いた。封じ手の開封後、一気に終盤に突入する可能性がある」と話した。

【1日目手順】▲藤井△広瀬

▲2六歩△8四歩▲2五歩

△8五歩▲7六歩△3二金

▲7七角△3四歩▲8八銀

△7七角成▲同 銀△2二銀

▲4八銀△3三銀▲4六歩

△6二銀▲7八金△6四歩

▲3六歩△6三銀▲3七桂

△4二玉▲4七銀△7四歩

▲4八金△1四歩▲1六歩

△9四歩▲9六歩△5二金

▲6八玉△5四銀▲2九飛

△3一玉▲5六銀△6三金

▲7九玉△7三桂▲6六歩

△6五歩▲4五桂△4二銀

▲6五歩△4四歩▲6四歩

△同 金▲7一角△5二飛

▲6二歩△4五歩▲8二角成

△6三金▲9一馬△6二金

▲3五歩△4三銀上▲3四歩

△4六歩▲2七香△3六桂

▲4九金△8六歩▲2四歩

△同 歩▲同 香△封じ手

持ち時間

各8時間△3・33分▲3・47分66手

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